無職、伊勢佐木長者町駅を歩いてみた

〜ルール説明〜

※より企画っぽくなるようにルールを設けていますが読んでも読まなくてもその後にあまり影響しません!


①「降りたことのない駅」で降りる
② 地図を見ない
③ お金を使わない(なるべく)



こんだけ。知らない駅をフラフラするだけの旅、それではどうぞ。



駅に到着

今回は、地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町」(いせざきちょうじゃまち)駅にやってきました。

選んだ理由はズバリ、
駅名がカッコイイから。 あとムダに名前が長い

……………ただそれだけです。なんてったって「長者」の街ですよ?きっと渋くてカッコイイ長老的なおじいちゃんがウヨウヨいることでしょう。

もしかすると住めば長生きできるこの街特有の「何かしら」があるのやもしれません。せっかく来たからにはその「何かしら」も探りたいと思います。

改札を抜けました。

出口は右か左の2択。簡素すぎる案内板に若干の頼りなさを感じるも、に進んでみます。

すると、ステーションボード、昔でいう伝言板?的なものがありました。エモエモ………………。なのに誰も使ってなくてかなしい………………。

先に行ってるね」とか「30分待っても来ないので帰りました」とか、誰かなんでもイイから書いてくれよ………………

凹んでいてもしょうがないので、外に出ます。

おや?

階段、浅〜〜〜〜〜〜ッ

やはり長者が多く住みつく駅だからなのか、足腰には細心の注意が払われていますね。

外に出てきました。


事件発生


すみません、めちゃくちゃ言いにくいんですけど………ココ…………


…………………………………


…………………………………





来たことありました。

厳密にいえば降りたことはないんですけど、歩いて通過したことならありました。いやあ、地上に出るまでマジで気づかなかった。

「降りたことのない駅で降りる」という、いわば行き当たりばったりを楽しむために設けたはずのルールを思わぬ形でやぶる羽目に…


ですが。降りてしまったものは仕方ありません。というわけでここからは『なるべく自分の知らなさそうな方向』に進もうと思います。そうです、めちゃくちゃ「勘」頼みです!!!!!!


お散歩スタート

さて、歩きはじめます。早速、なんかカッコいいモニュメントを見つけました。

異質な佇まいがなんとなく映画『2001年宇宙の旅』に出てくるモノリスっぽいなぁと思い、ググってみたら色しか似てませんでした。残念。

……モニュメントだけじゃなく、建物自体もちゃんとカッコよかったです。

続いて、三角コーンの『信号機カラー三兄弟』を見つけました。

この写真の構図、赤コーンが生き別れの兄弟(緑、黄色コーン)と感動の再開を果たすシーンに思えてしまう私はたぶん、いやきっとヤバい奴ですね。


感動の再会を見届けたところで、大通りに出てくると、


口頭で住所を伝えるとき1000%恥ずかしくなる名前のマンションも見つけました。いやすげー名前

しかもそのすぐ近くにはドアの!!取手が!!!まぁ〜〜〜〜〜〜すんばらしい曲線!!!!

これは住民じゃなくても思わず掴みたくなるのでは………


また、『パッケージプラザ』なる業種も業態も謎につつまれたお店を見つけました。

気になって見てみると、合法でとんでもない快感を味わえてしまう“あのプチプチ”をはじめとする、包装グッズの専門店でした。メルカリの出品、捗りそ〜

その後、看板はおろか屋根すらなくなりかけているレトロ〜な『コインランドリー』や、

史上まれに見るちっちゃさの『セブンの看板』を見ながら歩いていると、

橋にたどり着きました。



橋の向こうへ

橋を見つけたら渡るべし』ということわざに従い、対岸に渡ります。

ちなみに写真じゃあまり伝わりませんが、川は淀んでいてあまり綺麗とは言えませんでした…。


さて、気になる橋の向こう側は、住宅街が広がっていました。さっきまでと比べると落ち着いていてほのぼのした雰囲気。

おや……?

『良い階段』発見!

フランス映画に出てくるような佇まい。形も色もキュートで見惚れてしまいますねえ。


し・か・も、その後ろには仕込んであったかのごとく細い小道が続いているではありませんか…!

みなさんご存知、階段と小道が大好物の私にとってこれは激アツ展開です。行ってみましょう。

小道に入ると、小さい頃無性に羨ましかった『バスケのゴール』の骨組みや、

コンクリートからたくましく生える木々を見つけてしまいました。完全にラピュタのソレですやん……

自然の生命力に感動しつつ歩き続けると、


十字路

からのT字路!


それに従い私も、あっちへ行ったり、

こっちへ行ったり。

……いやぁ、このウロウロする時間が至福です。


ふと、今じゃなかなか貴重そうな『印刷所』を発見。ALWAYS三丁目の夕日の世界観か?

しかもすぐ横には100円の自販機新今宮は破格だったけど、こっちも横浜にしちゃあ十分安いです。

……先の方まで続く『路地』も至高ですね。

ちなみに途中、おばあちゃん2人組に「何してるの?」と聞かれたわたしは、怪しまれてはいけないと思い、咄嗟に「美大生なので絵のモチーフを探してるんです」と大ウソこきました。詐欺師の素質があるのかもしれません。


そんなこんなで上手くピンチを乗り切ったと思っていたのですが、『コイツ』にだけはすべてを見透かされているような気がしてなりませんでした。






ヒェッッ……



上り坂を登ってみる

さて、ここで階段が現れました。

せっかくなので登ってみると……ん?

_人人人人人人人_
> ネコちゃん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


コッチ見てるよね?めちゃめちゃ見てるよね?

ちょいちょい振り返ってくる様が、「オラ、ついてこいよ」と言われているみたいなので、このネコについて行ってみることに。

坂道を登ります。

するとたどり着いたのは……

墓地でした。

遠回しに◯ねって言われてる?

でも、振り返ると笑っちゃうくらい景色がキレイでした。むしろこんな絶景を見せてくれたネコには感謝ですね。

ちなみに墓地の入り口にはもう1匹、『』っぽい雰囲気を醸し出している黒猫もおられました。キチンと挨拶して帰ったので、おそらく私はもう少し生きられると思います。

さらに、降りようとすると別の道が視界に入りました。覗いてみると、

なんだ、ただの天国か……。

階段好きにはたまらない、楽園がそこにはありました。

地味に『誰かが置いてったスケボー』がポイント高かったです。


その後はさらなる「高み」を目指すべく、教習所を思い出しそうな魔のS字カーブや、

謎の白くてキモい植物の下をくぐり抜け、坂道を登ることおよそ10分。

上り坂の終焉にたどり着きました。もはやここまで来ると『伊勢佐木長者町』なのかすらわかりません。

……すると不思議ですね。さっきまであれほど無我夢中で歩いてきたのにも関わらず、「このまま戻れなくなったらどうしよう」と急に不安になってきました。家出するくせに家を出た10秒後には引き止めて欲しくなる、反抗期特有の猛〜〜烈にダサいあの気持ちに似ています。

幸いにも、別ルートで戻れそうな道を見つけました。

見つけたんですが、

いちいち階段が良くて困っちゃいます…………


平地に戻ってきた

無事、下まで降りてくることができました。

公園で遊ぶ子供たちのキャッキャ声に胸を撫で下ろします。

しばらく歩いていると、『警察署みたいな銭湯』を見つけました。

お風呂に入れると同時に、人生で一度も体験することがないであろう「自首」する気持ちを味わえるので一石二鳥ですね。

ん?

掲示板…?

_人人人人人人人人人人人_
> 物乞い 
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


……プライドも何もかも捨てさった清々しい姿に尊敬の念すら覚えます。わたしも「ごおくえん ください!」って書きたいです。


また、その横には「ご自由にどうぞ」と書かれたカゴがありました。

興味本位で覗いてみたのですが、『想い出』が捨てられていて、切ない気持ちになりました。
考えようによっては「過去に囚われるな」という暗示なのかもしれません。


その後、またしてもネコちゃんに遭遇しバチバチに睨まれたり、

倒れているおじいちゃんを発見して119番通報をするもただの酔っ払いだったことが判明したり、

関西に拠点を置く、肉まんで有名な「あのお店」に見えてしまう看板を発見したり……と、幾多の局面を切り抜けたわたし。


初めての伊勢佐木長者町は、なんだかものすごく濃い〜時間でした。




ちなみに酔い潰れたおじいちゃんは駆けつけた救急隊員に名前を聞かれ、ふたつ返事で「無い!」と答えてました。

……かっけえ〜〜〜〜。


やはり始めに予想していた通り、伊勢佐木長者町にはちゃんと「渋くてカッコイイおじいちゃん」がいました。

長生きの秘訣もなんとなくわかった気がします。





……………酒です。酒を飲みましょう。





本日は以上です。
ありがとうございました。お酒はほどほどに!

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