中目黒駅を歩いた

〜ルール説明〜

※より企画っぽくなるようにルールを設けていますが読んでも読まなくてもその後にあまり影響しません!

①「降りたことのない駅」で降りる
② 地図を見ない
③ お金を使わない(なるべく)



こんだけ。知らない駅をフラフラするだけの旅、それではどうぞ。



駅に着いた

今回は、東急東横線『中目黒』(なかめぐろ)駅にやってきました。

上京2年目にして絶望的にこの辺の土地勘がない私からすると、「渋谷も近いし、な〜んか小洒落てそう」ってのが中目黒に対するイメージです。それ以上でも以下でもありません。

……さぞかしオシャレな街なんだろうとドキドキしていたのですが、ホームには夏休みの交通安全ポスターを思い出すかのような張り紙があり、おかげでほんのちょっと心に余裕が生まれました。

勢いにまかせ改札を抜けると……

お…?

あァ〜〜〜〜(察し)

あァァ〜〜〜〜〜(察し2)


……エラそうにすみません。たぶんなんですけど、『ちょうど良い都会』って中目黒のためにある言葉なんじゃないかと思いました。

高層ビルもある一方で、小道に入るとお散歩に適した自然があって、それでいてちゃっかり“日本初出店の知る人ぞ知る有名店”とかがあったりして……

最後のは完全に妄想ですが、中目黒、イメージしていた通り『小洒落れた街』っぽいです。


お散歩スタート

この川なんてまさに最高のお散歩コースですよね。うらやまC。

ふと下を見ると、紅葉の川も流れてました。私ってばロマンチスト〜。

橋を渡ると、「何かありそうな匂い」がプンプンする小道を見つけました。行くっきゃないです。

するとやはり、落っこちそうで心配になる『室外機』や、

トルネードしている『階段』、

ゴォォォォォォォォォ」という効果音が聞こえてきそうな『ビル』を見つけました。

寂れ具合といい、階段といい、ダクトといい、すべてが100点満点。これぞ建築界の出来杉くんですね()


今度は大通りに向かって歩いてみます。

すると早速。なにコイツかわええ…

けっこう長い距離続いていたので、アートプロジェクト的なあれっぽいですね。

ちなみに私のお気に入りはこのチビちゃん2匹です。全然仕事してなさそうで愛おしい。

……さて、大通りに出てきました。
早速、『はてなマークみたいな配管』を発見。たまらんですね

あとしばらく歩いて気づいたのですが、中目黒、落書きがめちゃくちゃ多いです。

小洒落た街と落書きは相反するものだと思っていたので、これはちょっと意外。

LOVE TOKYO



住宅街へ

例のごとく大通りはすぐに飽きてしまったので、歩道橋を渡り、住宅街のほうへ繰り出します。

ちなみに歩道橋からの景色はこんな感じ。ダンジョンっぽくてワクワクしますね。

さぁ、大冒険がようやくスタートしました。
この写真の脇に見えているのはどちらも学校らしいのですが、

裏側にはカッコよすぎるらせん状の階段がありました。

しかもこれ、私の予想では『避難の時用の階段』だと思うので、使わないのであれば早急に貰い受けようと思います。

さて、この辺りから上り坂になり始めました。坂道が大好きなわたしにとって、これはご褒美でしかありません。

これはご褒美……

ご褒美なんだ………

……マインドコントールを駆使し、なんとか登り切りました。登り切ってすぐのところに『誰かの忘れもの』があってよかったです。

不思議なマンションもありました。よ〜く見てください、

壁中バナナだらけです

入り口の床は地中海にありそうなデザイン

『都心のリゾート』的なコンセプトなのでしょうか。駅からまぁまぁ離れているので、落ち着いたバカンス生活が送れそうです。

他にも『玄関はめちゃくちゃ和風なのに本体は洋風』のちぐはぐマンションや、

意図せず『肥満の方お断り』になっちゃってる飲食店など、一風変わった建物が見受けられました。

また、バカなので、ついさっき坂道に苦しめられたことを綺麗さっぱり忘れ、上り坂の路地へ進みました。

看板から滲み出る良い予感……


っっしゃキターーーーーーーーー!

地元の人しか通らなさそうな『隠れ裏路地』、発見です。


路地の途中には、ふたつの階段が一度に拝める激アツスポットがあり、わたしのボルテージも上がりまくりでした。



大通りに出てきた

めちゃくちゃ良い裏路地を抜けると、大通りに出てきました。お?

このビル、気になる〜

質感はめちゃくちゃスタイリッシュなのに、形が鳥の巣箱みたいでかわいくないですか?

……良い階段も見つけました。
よ〜く見ると、巻き貝みたいに下にいくにつれて幅が広くなっています。良ーーーーーー!

ちなみにスタイリッシュなビル群とは裏腹に、歩道はちょっと、いやかなりやんちゃしてました。

……さて、大通りはお腹いっぱいになったので、また小道へ来てみたのですが、

ファッ!?!?!?

NAMAKUBI!?!?

…違いました。なんか偉い人の石像でした。

これ悪意ありません?わたしの感性が腐ってるだけ?

その後も、IQテスト「この中に『田』はいくつあるでしょうか?」に出てきそうなスポットや、

迷路みたいでワクワクする丸見えの水道管を尻目に歩いていると、

視界に『白くて長細いなにか』が飛び込んできました。

なんだろう…太陽の塔を見た時のような独特の不安感がありますね。(※個人の感想です)


とにかくアレを目指して歩いてみます。


途中、中目黒の『パルテノン神殿』や、

『潜水艦の窓みたいな窓』がついたマンション、

大量の『とまれ』を見つけました。

街の至るところにやたらとこの『とまれ』を見かけるので、きっと中目黒の人は立ち止まるのが苦手なんだと思いました。


さて、目指していた『白くて長細いなにか』にたどり着きました。どうやらどこかの企業?が管理する煙突?的なものみたいです。そうです、なにもわかっていません。

てっぺんまで見上げると首が痛くなるほど高い。これがホントの白い巨塔、なんつって〜。



駅の反対側へ

ここからは駅の反対側エリアを歩いていきます。

大通りを進もうと思ったのですが、マンションとマンションの間に『細い道』を見つけてしまったのでスルーするわけにもいかず……

仕方なく!!!仕方なく行きます!!!!

なが〜い小道を抜けると………


分かれ道の片側から出てきました…!

しかもその先には、木を囲う形のロータリー
……これってアレですよね!?怖い話でよくある、伐採しようとした作業員が次々と災難に遭う『呪われた木』ですよね!?

それでそれで!これがアレですよね!?『売れない作家が住んでいるアパート』ですよね!?物件名からして既に小説に出てきそうですもんね!?!?

あ〜〜〜〜〜これだから散歩はやめられね〜〜〜!(感情爆発)


ん…?





_人人人人人人人人_
> 優しい世界……… <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄





駅方面へ

そろそろ駅の方面に戻ろうと思います。

近くに小学校があるらしく、交通安全パトロールのおじさんが子供たちに「さようなら〜」と声かけしていてほのぼのしました。

また、こんなところに!?感MAXな宿を見つけました。広島で泊まった『山根旅館』並みにレトロで渋そうですね。

駅に近づいてきたからか、この辺りからだんだんと騒々しくなってきました。

テスト勉強で使う『赤文字を隠す緑のシート』や、

『ワクワクする階段』に目を奪われていると、

商店街に出てきました。

いやぁ、もう少しで帰るところだったので見つけられて本当に良かったです。

しかもこの商店街、レトロかわいい『美容室の看板』があったり、

八百屋みたいな規模で野菜を売ってる『ファミマ』、

『激アツな古本屋さん』など、いわゆる“古き良き”が残されている商店街で、目にも楽しかったです。

その後、商店街を抜け、

高架に沿ってつづく路地を歩いていると、

たぶん私の人生で出会ったなかでダントツおしゃれな『クリーニング屋』を見つけました。

クリーニング屋といえば赤!青!黄色!とかの原色が使われているイメージなので、シックすぎて驚きました。さすが中目黒、小洒落てます。


……中目黒が小洒落ていることは十二分にわかったので、『そうじゃない中目黒』を探したい。
天邪鬼なわたしは、最後にちょっと道を外れてみることにしました。

とにかく気になった方へ、

直感の赴くままに進んでみると、


最高の階段を見つけてしまいました……。

しかも階段を下ってみると、


ファッッッッ?????

えッッッッッッッ!?!?!?

踊り場に入り口……!?!?


なんとこのアパート、階段の踊り場に入り口がありました。しかも階層ごとに3つのルートがあって、めちゃめちゃロマンがある……隣のルートの人とタイミングが被ったら、物語が始まっちゃいそうで良いですね。


満足したので駅に向かうと、途中『絡まりすぎてヤバそうな電線』を見つけました。

中目黒、シャレているのか荒れているのか、はたまた『どちらでもある』のか……結局、最後までなんかよくわかりませんでした。




以上です。
中目黒、面白いので行ってみてください。


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