23歳ニート、知らない街で彷徨うの巻。【矢部駅】



絶賛ニート中の赤坂ぽ子スです。



ニート歴半年ともなると、生活リズムが崩れ昼間に出かける頻度が減りがち。気付けば1週間日光を浴びていないなんてこともザラなのですが、


ふと

このままでは“人間の本能的な何か”を失うのでは?


と謎の危機感に迫られ怖くなりました。




なので10日ぶりに外出を決心。近場を散歩するだけでは味気ないので行き先を決めず電車に乗り、適当な駅で下車して街を散策することにしました。


某テレビ番組(バスサ〇ド)的な、「普通に生きていたら体験できない面白い出来事」が待ち受けているかもしれない…………上手くいけばブログのネタにもできる………!

そんな期待とちょっとした下心を胸に抱きつつ、いざノープランの旅へ出発。


10日ぶりに外へ出た


雲一つない青空。

まるで私を歓迎してくれているかのようだ………


念願だった日光も浴びることができたし、

https://twitter.com/hanaichan___/status/1486577064316915714?s=20&t=b57gKSMkQWUwnCsMifj3nw


なんだか底知れぬパワーがみなぎり、今にも走り出したい衝動に駆られました。




ワイ(これが人間本来の生命力か……)



自然の力に圧倒されつつも最寄り駅に到着し、タイミングよくやってきた電車に飛び乗ります。


適当な駅で下りた

最寄り駅から20分足らずで、道の駅ならぬ未知の駅に到着。(くだらない)


「矢部」という駅らしい。


ちなみに私は京都から神奈川に上京してきて10ヶ月、土地勘も未だゼロなのでこの「矢部」という駅に何があるのか、全く検討もついておりません。


ただ、私の中で目覚めた野生の本能が「豊かな自然を感じたい」と主張していたので、それっぽい雰囲気が漂う駅で降りてみたのです。











ね?

何もなさそう豊かな自然がありそうでしょ?




これからこの未開の地で面白い出来事に遭遇できるかもしれないと思うとワクワクが止まりません…!



矢部を散策してみる


駅の改札を出ると、さっそく2択の選択肢を強いられました。

「北口」か、「南口」か。


これは今後の明暗を分ける重要な決断……

今回はGoogle先生にも頼らないと決めているので、完全なるヤマ勘で南口を選びます。





ん……?






……南口じゃなかったかもしれない。



自然を求めてこの場所に決めたはずなのに、緑が微塵も見当たらない。

小鳥がさえずり木々が青々と生い茂る、そんなところへ私は行きたいのだ。







駅から出て早々南口を選んだことを後悔しかけていると、ちょっとかっこいい地下道を発見。







どうやらここを通れば北口へ移動できるらしい。


やっぱり北口へ行こう、そうしよう✌(‘ω’✌ )三( ✌’ω’)✌←諦めがはやい






ちなみに地下道はキレイに整備されていて、両脇には延々と子どもたちが描いた絵が飾られていました。










矢部の子供たちは想像力豊かですね。







気を取り直して矢部駅の南口を散策します。


南口の様子がコチラ↓














何もねぇじゃねーか


歩けど歩けど、私の乏しい感性では面白い出来事に出くわすどころか、“緑豊かな自然”を観測することはできず……。


南に行こうが北に行こうが、矢部には私の求めていたソレは無かったのです。

(矢部にお住まいの方申し訳ございません)




モラトリアムぽ子、強硬手段にでる


「このまま矢部を彷徨っていては日が暮れる」と悟った私は、ここで強硬手段を選びます。









そう、矢部駅の改札を出た時、実はこっそりと地図を写真に収めていたので


※Google先生には頼らない代わりに、せめてこの地図を見ることはお許し下さい。(土下座)






後ろめたい気持ちもありつつ地図を見ると、隣駅まで歩けば“ちょっと大きめの公園”があるということがわかりました。






フムフム。

もはや矢部ではなくなってしまうがこれも致し方ない……





プライドを捨て私はこの“ちょっと大きめの公園”を目指すことにしました。




普通に生活していたら絶対に通らないであろう「知らない土地の住宅街」を練り歩き、








歩くこと15分。(意外と近い)


ついに目的の“ちょっと大きめの公園”に到着です。




なるほど、確かに想像よりちょっと大きそうだ。





公園の中を一通り歩いてみると、まあまあなサイズの池があったり、





池を横断できる橋もあったり、




小高い丘の上のベンチで一休みできたり、






“交通公園”が併設されていたりした。

(モラトリアムぽ子は小さい頃地元でめちゃくちゃ行っていたのでエモーショナルな気持ちになったよ……)







とまぁこんな感じでけっこう立派な公園に辿り着いたのはいいんだけど……


特に何も起きない。




なんかもっとこう、“ドラマチックな出会いやハプニング的な展開”を期待してたんだけど、ここまで何の波風も立たないとちょっとガッカリだ……






だんだん日が落ちて寒くなってきたしそろそろ帰らねばならない。


ちょうど公園内に自販機を発見したので、温かい飲み物でも買って帰るとしよう……。











アッ……









アッ……







お目当てのものがことごとく売り切れだった。







……帰ろう。





〜fin〜





ちなみに散々「矢部には何もない」と言い放ってアレなのですが、公園に向かう途中

パチンコにしか見えないスーパー」や、





お洒落カフェを発見したよ。




矢部の皆さま申し訳ございませんでした。




今回の教訓


……完全にナメていた。

土地勘のない人間が地図を見ずに知らない場所を歩けば、面白い出来事のひとつやふたつ自然に遭遇できると思っていたがどうやらその考えは甘かった。たやすくドラマチックな体験ができるものではないのだ。


そのおかげで最後まで“ただただ平凡な日常”をお届けしただけのクソ記事をお届けするはめになってしまった。


だがひとつ学んだことがあるとするならば、こんな「何の変哲もない無駄な1日」を過ごせるのは“ニートの特権”であるということ。

なぜならこれが週5勤務の会社員だったら、週に2日しかない貴重な休日が「何の変哲もない無駄な1日」で潰れてしまってはなんとも切なすぎるからだ。後悔しかないだろう。


だがニートは違う。


ニートにとって「何の変哲のない無駄な1日」は痛くもかゆくもないのだ。なぜならニートは明日も明後日もニートだから。

“何でもない1日”を罪悪感なしに過ごせることこそが、ニートの特権なのである。



だから私は諦めない。

このニート生活が続く限り、めげずにまたクソ記事を書こうと思う。



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